ドコモ口座と聞くと、どんなイメージがありますか?
- 「不正出金の事件が起きた口座」
- 「お金を盗まれる危険なもの」
- 「セキュリティが甘いから盗まれたんだ」
などいろいろな否定的な意見が多いと思います。
確かに以前のドコモ口座は、dアカウントさえ持っていれば誰でも簡単に口座開設することでき、セキュリティ面が甘かったです。
しかし不正出金事件以降、セキュリティ面の強化が行われ安心・安全なサービスとなっています。
セキュリティ面が強化されたんだ!
でも利用するのは怖いな~
ドコモ口座を使うメリットってあるの?
d払いの「残高からお支払い」する場合、ドコモ口座が必要になるよ!
また、「現金」が還元されるキャッシュゲットモールはオススメ♪
危険だと思われてるドコモ口座。
現在のドコモ口座の状態を理解し、うまく活用していきたいですね。
この記事では、ドコモ口座の強化されたセキュリティ面、特徴、登録・解約、評判などをまとめてみました。
この記事は次のような方にオススメ!
- ドコモ口座を使ってみたい方
- ドコモ口座の利用に不安がある方
- ドコモ口座のおトクな情報を知りたい方
ドコモ口座ってどんな口座?
ドコモ口座とは、「ネットやアプリで送金やお買い物ができるバーチャルな財布」です。
利用するためには、先に口座にお金を入金させておく必要があります。
ネット上のプリペイドカードみたいなものですね。
ドコモ口座でできることは次の4点です。
- ドコモ口座にチャージ
- 友達や家族に送金・受取
- d払いで利用
- キャッシュゲットモールを現金獲得
ドコモ口座には「口座」と「口座(プリペイド)」の2種類があります。
「口座(プリペイド)」は本人確認が不必要で、利用できるサービスは「d払いでのお支払い」と「お金を受取」と少し機能が制限されます。
「口座」は本人確認が必要で、「d払いでのお支払い」や「お金の送金・受取」などさまざまなことができます。
恐ろしい不正出金事件!現在の状況は?
2020年9月にドコモ口座を利用し、提携銀行の口座から不正出金が行われる事件が発生しました。
この事件で約2,500万円もの被害があったとされています。
この事件の犯人は中国国籍の20代男女3人で、2021年1月に逮捕されました。
ドコモ口座と聞いて、この事件のことを想像される方も多いのではないでしょうか。
ドコモ口座ってセキュリティ面があまそうだし、使って大丈夫なの?
事件当初は、ドコモの本人確認や提携先銀行の認証手続きの甘さがありました。
それゆえ2020年9月10日から、ドコモ口座における銀行口座の新規登録および銀行口座からのチャージを停止しました。
停止している間にセキュリティ面の強化が行われました。
- オンライン本人確認システム(eKYC)
- dアカウント®の連絡先携帯電話番号登録
- 専門スタッフによる24時間365日の監視体制
また提携先の銀行と協議を行い、相互のセキュリティ体制を向上していきました。
これらの対策を行うことで、2021年2月3日に停止していたサービスを再開しました。
再発防止に向けてセキュリティ強化をしっかり行ってくれたから安心だね!
誰でも簡単に口座開設ができる
ドコモ口座の新規登録はとても簡単です。
- 公式サイトで「新規登録」を選択
- dアカウントへログイン
- 「同意画面へ」をタップ
- 注意事項・利用規約を確認し、「次へ」をタップ
つぎに、銀行口座の登録を行いましょう。
- ログイン後のメニュー画面で「銀行口座」をタップ
- 注意事項を確認し、必要事項を入力後、「同意して進む」をタップ
- 登録する金融機関を選択
- 入力内容を確認し、各金融機関のサイトで手続き
- 銀行口座の登録完了
登録可能な金融機関(参照:ドコモ口座公式サイト)
銀行口座の新規登録および銀行口座からのチャージをご利用いただける銀行
- ゆうちょ銀行
- 大垣共立銀行
銀行口座からのチャージのみご利用いただける銀行
- ソニー銀行
- 西日本シティ銀行
- 福岡銀行
- 肥後銀行
- みずほ銀行
- 三井住友銀行
銀行口座の新規登録および銀行口座からのチャージ停止中の銀行
- イオン銀行
- 伊予銀行
- 池田泉州銀行
- 愛媛銀行
- 大分銀行
- 紀陽銀行
- 京都銀行
- 滋賀銀行
- 静岡銀行
- 七十七銀行
- 十六銀行
- スルガ銀行
- 仙台銀行
- 但馬銀行
- 第三銀行
- 千葉銀行
- 千葉興業銀行
- 中国銀行
- 東邦銀行
- 鳥取銀行
- 南都銀行
- 八十二銀行
- 百十四銀行
- 広島銀行
- 北洋銀行
- みちのく銀行
- 琉球銀行
「口座(プリペイド)」の方が銀行口座の登録を行うと、本人確認が完了し、送金・払い出しができる「口座」に変わります。
もし、ドコモ口座開設についてわからないことや不具合があった場合は、ドコモにお問い合わせしてみましょう。
今まではドコモインフォメーションセンター(0120-800-800)でしたが、2021年2月3日より「d払い」「ドコモ払い」「ドコモ口座」についてのお問い合わせを専用に受け付ける「d払いお問合せダイヤル」を新たに設置されました。
「d払いお問い合わせダイヤル」
0120-613-360
24時間・年中無休
※午後8時~午前9時については、
ドコモの回線をお持ちのお客さまの
「利用停止」のみの受付
ドコモ口座は解約も簡単!しかし不意の解約に注意!!
解約する際の注意点もいくつかあるのでしっかり理解してから解約しましょう。
ドコモ口座を解約する方法
まず最初にドコモ口座の残高を0円にしてから行ってください。
- ドコモ口座にログイン
- 「各種設定・確認」をタップ
- 「サービスの解約」をタップ
ドコモ口座を解約する際の注意点
ドコモ口座を解約するにあたり、次の2点に気を付けてください。
- ドコモ口座の残高が0円になっているか
- 送金中のお金はないか
ドコモ口座を解約した場合、残高が残っていても0円になり、送金中のお金も自動取消になります。
残高がある状態で解約してしまったら諦めるしかないの?!
ドコモ口座を解約して残高がなくなっても返金してもらえるよ!
ドコモ口座の残高が0円になった場合の対処法
もしドコモ口座の残高がなくなった場合、「d払いお問合せダイヤル」に連絡すると返金手続きを行うことができます。
「d払いお問い合わせダイヤル」
0120-613-360
24時間・年中無休
※午後8時~午前9時については、
ドコモの回線をお持ちのお客さまの
「利用停止」のみの受付
しかし、返金されるのはドコモ口座の「口座」を利用している方になります。
さらに返金手数料550円(税込)必要になり、返金手数料を差し引いた金額を契約者に返金されます。
残高が550円(税込)以上ではない場合、口座の残高全額を返金手数料として徴収し、返金はされません。
ドコモ口座の「口座(プリペイド)」を利用している方は、返金されません。
これは法令上、口座の残高の返金はできないことになっています。
「口座(プリペイド)」の方は必ず残高を0円にして解約してください。
ドコモ回線未契約者はdアカウントの変更・削除で解約になる
ドコモ回線を持っていない方は、dアカウントの内容を変更・削除するとドコモ口座が解約されます。
もし、残高が残っている状態でドコモ口座が解約されると、残高が0円(失効)されます。
dアカウントが変更になる行為は次のとおりです。
- パスワード・IDの変更
- 連絡先メールアドレスの変更
- 会員情報の変更
- 各種設定変更
パスワード・ID、メールアドレスの変更は意識的に行ないと変更されることはありません。
しかし、「会員情報の変更」は注意する必要があります。
例えばドコモ回線(ahamo含む)を契約したり、ドコモのクレジットカード「dカード」を契約したりすると、dアカウントに紐付けされます。
すると、「会員情報の変更」にあたる行動なので、ドコモ口座が解約されます。
大切なお金を守るために、気を付けましょう。
ドコモ回線契約者は回線契約を変更すると解約になる
ドコモ回線を持っている方は、dアカウントの変更・解約ではドコモ口座の解約はされません。
ドコモユーザーなら不意の解約はないから安心ってことだね!
ドコモ回線を持っていても安心してはいけないよ
ドコモ回線を持っていても、回線の契約を変更・解約するとドコモ口座の解約になります。
ドコモ口座が解約になる行為は次の通りです。
- 回線の解約
- 名義変更・継承
- 電話番号保管
- 休止
- MNP(予約)
- 2in1Bナンバー化
- ドコモ口座のサービス拒否付
またドコモ回線を利用していてahamoへ料金プランの変更するときも注意が必要です。
dアカウントの会員情報と端末利用者情報が異なる場合、ドコモ口座が解約されます。
もしdアカウントの会員情報と端末利用者情報がわからない場合、ドコモ口座の残高を0円にしてプラン変更することをオススメします。
ドコモ口座の評判や口コミを見てみよう
名称の話題が意外と多かったです。
確かに、口座の「口」がカタカナの「ロ」に見えますね。
ドコモ口座のキャッシュゲットモールの評判が良いですね。
キャッシュゲットモールを経由するだけでおトクにお金を貯められるからうれしいですね。
なかなか承認されないっていう意見もあります。
わたしの経験上、商品を購入して1,2カ月ぐらいで承認されます。
ドコモ口座のメリット
ドコモ口座を利用するにあたり、メリットが気になりますね。
ドコモ口座のメリットは次の4点です。
- 口座開設が簡単
- 銀行口座への払い出しが可能
- Visaプリペイドカード連動なのでおトクに利用できる
ひとつひとつ見ていきましょう。
口座開設が簡単
ドコモ口座はdアカウントを持っていると簡単に登録できます。
不正出金事件以降、セキュリティ面が強化されたので身分証明書の掲示が必要になりました。
しかし、安心・安全にドコモ口座を利用するために少しの手間は必要です。
口座開設は10分もあれば、完了すると思います。
本人確認が完了するのは数日~数十日かかります。
銀行口座への払い出しが可能
ドコモ口座はネット上のプリペイドカードのようなサービスです。
プリペイドカードってことはチャージしたら使い切らないと損しそう・・・
安心してください。
ドコモ口座は提携先の銀行口座にお金を払い出しすることができます。
銀行口座にお金を払い出す場合、手数料が220円(税込)/回が必要になります。
みずほ銀行に払い出す場合、1回のみ手数料が110円になります。
少しおトクですね。
払い出し可能な銀行は次の通りです。
- セブン銀行ATM
1度の限界額:10万円まで、1カ月の回数:10回まで
- 日本国内のほぼ全ての金融機関
1度の限界額:2万円まで、1カ月の回数:5回まで
Visaプリペイドカード連動なのでおトクに利用できる
ドコモ口座を経由すると、Visaプリペイドカードが審査なしですぐに発行できます。
Visaマークのあるネットショップで、クレジットカードと同じようにお買い物できます。
お支払いはドコモ口座から即時に引き落としされます。
また、入金や口座の維持費も無料です。
ドコモ口座のデメリット
メリットがあれば、デメリットがあるか気になりますね。
ドコモ口座も良い面だけでなく、悪い面もあります。
ドコモ口座のデメリットは次の5点です。
- 不正出金事件でイメージが悪い
- 2種類の口座があり、わかりづらい
- ドコモ回線がないとVisaプリペイドカードはもてない
- 残高消失の可能性がある
- ドコモのサービスなのにdポイントが貯まらない
ひとつひとつ見ていきましょう。
不正出金事件でイメージが悪い
不正出金事件が大々的に報道されたことから、ドコモ口座のイメージは悪くなっていると思います。
セキュリティ面に不安があったり、よくわからないから利用を控えたりするのではないでしょうか。
しかし、事件以降セキュリティ面の強化はしっかり行われ安心・安全なサービスになっています。
ドコモ口座のキャッシュゲットモールはとてもおトクなので、ぜひ使ってみてください。
2種類の口座でわかりづらい
ドコモ口座は「口座」と「口座(プリペイド)」の2種類があります。
名前が似ているからよくわからないよ~
ドコモ口座を難しくしているのがこの「口座」と「口座(プリペイド)」です。
本人確認が必要な「口座」と不必要「口座(プリペイド)」では、使えるサービスに違いがあります。
「口座」は全てのサービス利用できますが、「口座(プリペイド)」だと入金・出金に制限があり、キャッシュゲットモールが利用できません。
ドコモ口座を利用するなら、本人確認が必要な「口座」を選択するほうがよいですね。
ドコモ回線がないとVisaプリペイドカードはもてない
審査なし、即時発行されるドコモ口座のVisaプリペイドカード。
しかし、このVisaプリペイドカードはドコモ回線契約者しか利用できません。
少し残念ですね。
残高消失?dアカウントの変更には気を付けよう!
ドコモ口座はdアカウントと連携して口座開設することができます。
「口座(プリペイド)」を利用している方は、dアカウントの変更をするだけで残高が0円になります。
チャージしたお金やキャッシュゲットモールで貯めたお金が0円になるのは最悪ですね。
残高消失について詳しく知りたい方はこちら!
ドコモのサービスなのにdポイントが貯まらない
ドコモ口座はNTTドコモが提供しているサービスです。
ほかのドコモのサービス(d払いやdカードなど)では利用することでdポイントをおトクに貯めることができます。
しかし、このドコモ口座はdポイントを貯めることができません。
dポイントが貯まらない代わりに、現金が貯まるキャッシュゲットモールがあると思いますが、dポイントも貯めたいですよね。
<まとめ>「d払い残高でお支払い」を使うならドコモ口座が必要!
まとめ
- 不正出金事件後はセキュリティ面の強化
- ドコモ口座は簡単登録
- ドコモ口座には「口座」と「口座(プリペイド)」の2種類
- 解約もドコモ口座公式サイトで可能
- 解約する際は残高を0円に
- ドコモ回線を持っていない方はdアカウントの変更に注意
- キャッシュゲットモールでおトクに「現金」が貯まる
- 銀行への払い出しが可能
- Visaプリペイドカードが審査なし即時作れる
不正出金事件が発生してから、悪いイメージがついてしまったドコモ口座。
しかし内容をしっかり理解し、上手に利用すればおトクになるサービスです。
あなたも今すぐドコモ口座を開設しましょう。
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